高性能と省エネルギー対策

送風機羽根について

図のように円弧の切欠きスカラップをすることにより、性能に影響なく動力低減がはかれます。また小羽根を翼型(エアーホイルファン)にすることにより、低騒音となり効率も上がります。また粉体輸送の場合は図２ターボファンのように傘のある羽根は小羽根のR状の内側に粉が溜まりやすく羽根のバランスが狂い振動が出ます。なので傘のないプレート羽根が好ましいのです。

羽根起し、カットによる性能改善

図２のAは羽根起こしと言って、容量増加します。ファン要求される風量Qが足りない時は羽根出口角度βを少し曲げてやると改善します。目安はMAXでΔβ１０°でΔQ=６％増加です。
逆に容量を低減したい場合は、B部のように羽根をカットします。送風特性の変化はもとの外径に対しての比で表し、風量・風圧は比の二乗、動力は比の四乗となります。
、
図２の側板裏に裏羽根が付いています。この羽根が裏に回ってきた風を無駄なく表側に返す事が出来るのです。また小羽根は出来るだけ中心に向かって長く伸びている方が、予旋回を与えられることができて低騒音で効率がよくなります。

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